先日、念願の「MIRIAM HASKELL GRAND COLLECTION 2008」に行って来ました。
こちらのイベントは、毎年日本のコスチュームジュエリー界、ミリアムハスケル・コレクションの第一人者、渡辺マリさんのお店「ブロンディアンドカンパニー」で開催されています。

毎年、500点程のハスケルの作品が展示されるイベント。
温かな灯りに溢れる店内には、所狭しとハスケルの作品が展示されていました。
ハスケルと言えば、バロックパールに細かなビーズワーク。
と言う方も多いのでは？

確かに、この写真の様な作品は代表格。
日本製のパールが使用されたことでも知られています。
これぞ、ハスケル。
そんな考えは、このイベントに足を運べばたちまち崩れてしまうはず。
無い色はない、という程のカラーバリエーション。
全ての色を表現したのではないだろうか…唸らずにはいられない光景が広がっていました。
「彼女ほど色彩感覚が豊かで優れた人はいないのよ」と、オーナーの渡辺マリさん。

まるで、カラーパレットの中に入ったような、鮮やかな世界が広がっていました。
糊を使わず、全てのパーツをワイヤーで繋ぎとめ、肌触りと見た目の美しさの為に、
更に美しい線状細工の台座を当てる。
一つの作品でも、使い手がより楽しめるように、
例えばネックレスの留め具にもデザインを施し、留め具の位置をずらして着用しても魅力的に作られていたり、2連のネックレスは1連のロングネックレスに変化したり。
世界中にコレクターを生み出した彼女の魅力を知るには余りあるイベントでした。
残念ながら今年のMIRIAM HASKELL GRAND COLLECTIONは終了しましたが、
来年3月東京の某デパートで、日本初の「コスチュームジュエリー展」が開催される、とのお話。Chanel、Dior、Mirriam Haskell…etc.、滅多にお目にかかれないトップデザイナーのビンテージコスチュームジュエリーが一同に会す、希少なイベント。
コレクターが手放す事がなく、入手が年々困難になっている、Singed Vintage Costume Jewelryの数々。
ハスケルの作品も、100点余り出展されるそうです。
3月、再び東京に足を運ばなくては…
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