冬のつんとする澄み切った空気とぐるぐる巻きのマフラーはいつも良い組み合わせです。
近頃は夕方３時を過ぎると日が落ち始め５時にはもう真っ暗になってしまうロンドン。

今回は、ロンドンを象徴する存在テムズ川沿いをぶらりとお散歩。

テムズ川を渡す橋はいくつかありますが、有名なのはロンドンブリッジ。
「ロンドン橋落ちた」の童謡はまさしくこの橋が出来上がる様子を歌ったもの。

地下鉄ロンドンブリッジ駅のほど近くにはバラマーケットいう市場があり、近づくに連れて何だかおいしそうな香りが漂ってきます。
ここは歴史ある食材市場で、現在ではロンドンで最も大きなオーガニックマーケットだとか。

季節の野菜からお肉、焼きたてのパンまで多種多彩。
イギリスにだっておいしい物はたくさんあるようです。

橋を渡りロンドンの北側へたどり着くと、丸い屋根が目印のセント・ポール大聖堂が見えてきます。

中ではミサが行われており、暖かなろうそくの灯りにつつまれて賛美歌を聞く事ができました。

まだ４時過ぎでしたが外はもう真っ暗。
時間の感覚がわからなくなります。

川沿いへ戻り今度はタワーブリッジの方へ。

だんだんと近づいてみるとと迫力満点です。

ゴシック式の２本の塔が暗闇に照らし出され、荘厳な面持ち。
優雅で少しミステリアスな雰囲気を醸し出すロンドンの顔。

大分歩きまわり体も冷えきっていたので、そろそろ家路につくことに。
寒さに震えつつも、橙色の灯りを眺めながらバスを待つのもなかなか悪くありません。
ロンドンでバスに乗ると、いつも感じさせられる事は本当に移民の多い街だということ。
様々な肌の色の人が隣同士に座り、いろいろな言語が飛び交う、まるでここがどこだか忘れてしまいそう。
それぞれの思いを乗せて夜も休まず赤いバスは町中を駆け巡ります。

次回もお楽しみに。

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