白い吐息と共に駆け抜けました、今回の旅の目的地はニューヨーク。New Yorkは、1924年、ミリアム・ハスケルがお店をオープンさせた、コスチュームジュエリーとは切っても切り離せない所縁の地。今回の滞在中、お世話になりっぱなしだった知人宅からマンハッタンまで、電車で30分。こちらは、1871年から続く、伝統あるGrand Central駅。荘厳な建築は、駅であることをふと忘れてしまう程の圧巻。
「さぁ、今日はどこへ出掛けよう?」
いつもここがスタート。始まりの場所でした。
朝夕には、ほんの少しの水滴も凍りつく2月のニューヨーク。手袋、帽子、ぶ厚いコート…日本では滅多にしないフル装備で街に出掛けます。
冷たすぎる外気にさらされ、こわばる口元で会話もおぼつかない…
ふと通りかかった雰囲気のあるこの建物…The Hotel Chelsea。セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ビシャスが、恋人、ナンシー・スパンゲンを愛する余り刺殺してしまった場所。1883年創設、ビクトリアン・ゴシックのレンガ造り12階建てのチェルシーホテルをしみじみと眺めていると、
“Do you speak English?”
と通りがかりのおじいちゃま。
何だろう?と何となくビクビクしてしまった自分が今となっては恥ずかしい。
“This Hotel was the tallest building in New York before!!”
(このビルは、昔ニューヨーク一高いビルだったんだよ。)
高層ビルが否応無く目に付くニューヨークで、12階建てのこのホテルが一番高い建物だった時代。きっと、あのおじいちゃまは、変わり行くニューヨークを生き抜いてきたんだなぁ、などと少し感動しました。
人生そのものがビンテージなおじいちゃまとの会話のように、見ず知らずの人同士でも、自然に会話が生まれる。こんなエピソードが山の様に、うんとありました。
変に自意識が働き、口をつぐみがちな日本の空気から開放された、心地。
ニューヨークでの生活・ジュエリーとの出会い(星の数程)。
何度かに分けて、ニューヨークの欠片を、この場所を借りてお伝えできれば、と思います。
素敵なジュエリーも、沢山連れ帰って来ております!!
ブログにてご紹介して行きますので、お楽しみに。
待ちきれない方は、是非ご来店下さいませ。
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